再始動します！

 

こんにちは！

山下洋食器の山下琢巳です。

昨日のハナシになってしまいましたが、

2021年4月22日

わたしたちの新しい食器店「笥（はこ）」をオープン致しました。

 

5ヶ月のブランクは結構大きかった

形態を変えるとはいえ、

長年やってきた仕事だからぶっつけ本番で大丈夫とタカを括っていたけれど、

実際に開店してお客様がいらして、

品物をお渡しして・・という流れに夫婦共々戸惑い、

すぐに身体がついてこれなかったみたいです（笑）

これから動かしながら少しずついろんな改善が必要ですね。

 

ありがたいご縁

開店初日の最初のお客様は、

エクスマ塾で一緒に学んだワカこと若山さん。

なんと塾の同期からのお祝いを代表して持ってきてくれました。

それがこちら、

書道家 渡辺遥華さんの「笥」の書でした。

何年も前からSNSで見ていて素敵だなと思っていたので、

それが自分の店に置かれているなんて、とってもステキ！

 

初日はほとんどが知っている方のご来店でしたが、

そのようなご縁で実際に足を運んでいただけることはほんとうにありがたい！

いままでの仕事でのつながりをはじめ、

かっぱ橋道具街のご縁、

勉強会のご縁、

エクスマ塾のご縁、

心屋塾のご縁、

そんなご縁を通じて気にかけていただけるということはとても幸せなことだとしみじみ思いました。

 

 

あらめたて、「どういう店？」

去年まで営んでいた店は、

食器をあつかうということは同じですが、

今度は価格最優先という世界からは少し離れて、

以前から自分で扱いたかった食器、

自分自身が欲しいと思う食器を、

自分と同じように良いと思う方へお届け出来たらいいなと思っています。

 

それと、

日本人にとっては美徳とされることですが、

自分以外のひとを優先して自分のことを後回しにすることが当たり前、

自分の前提になっている人たちは、

どうしても忙しいと自分のお世話がおろそかになってしまうことが多いように思います。

 

生きてゆくうえでの根源の営みである食事のシーンで、

例えばレンジでチンしたご飯をパックのまま食べてみたり、

洗い物が面倒だから納豆はパックの上でかき混ぜてみたり（時として穴が開く）、

自分の手間を省くという点では自分を大切にしていると言えるのかもしれないけれど、

「それ、自分の大切なひとに対してやりますか？」

と言われれば多分やらないと思います。

（※そういう雑なことをしていたのはワタシです）

 

自分にとって大切なひと。

その最もたるものは自分自身だと考えています。

「めんどくさい」で楽を選んでいるようだけれど、

潜在意識には自分をないがしろに扱っていることが少しずつ刷り込まれているように思っています。

その結果どんどんセルフイメージは下がってゆきます。

 

大切な他人に手間をかける、

それ以上に自分のことにてを掛けてあげてもいいんじゃないか？

そうすることで、

自分が自分自身のことを

「大切な存在」

と認識してセルフイメージが向上すると思っています。

 

人間みんなすでにそれぞれが幸せです。

セルフイメージの高さによって、

物事・事実の見える場所が変わってきます。

セルフイメージが低いと不幸にばかりフォーカスして、

今ある幸せを見逃していることもありえます。

起こっている事実は変わらないけれど、

セルフイメージの高低によって見えるところが違うということです。

 

私達は食器屋です。

自分を大切にしたいひとが、

お気に入りの器で食事をして欲しいと思っています。

好きなことをやるということが幸せへの道ですが、

その一つの手段としてお気に入りの器を選んでいただけたら幸いです。

 

 

それから、

大量生産大量消費の商材ではないので、

並んでいる器にはそれぞれ造り手の思いが込められています。

その思いもできる範囲で大切にしてゆきたいと思っています。

陳列のしかた、

梱包のしかた、

納期の説明、

そして販売価格の設定。

それぞれが自分なりではありますが応えて行きたいと思うところです。

 

商品はいままで馴染みのあるものもあるけれど、

仕事の形態ははじめてのこと。

新しいことになかなか順応しづらい年齢になりましたが、

これからもどうぞよろしくお願いいたします。

東京都台東区松が谷2−2−9

「笥（はこ）」

山下琢巳

山下美帆